デガスクリーン
給水管の錆腐食対策 デガスクリーン
- 給水管の耐用(残存)年数を3〜4倍以上伸ばします。
- 溶存酸素を除去して錆や赤水を防止します。
- 塩素化合物であるトリハロメタン(発ガン性物質)を減少します。
- 美味しい水にします。
- 膜式脱気法にくらべ維持管理が容易でランニングコストが安価です。
- 真空ポンプを使用しないので運転音が静かです。
- 機械式脱気は脱気槽へ直接水を噴霧するので効率がよく、設置時の脱気性能が落ちません。
- イオン活水器スピリオンが搭載されているので、錆対策と同時に美味しい水を供給します。
〇溶存酸素量測定データ(一例)
※飽和溶存酸素量の残存率による保証値
※年間を通じて変動する水温の、飽和溶存酸素量が常時 3mg/? 以下及び 25% 以下に除去されていること。
〇改善効果
給水管(硬質塩化ビニルライニング鋼管 20A) 給湯管(銅管 20A)
築17年の給水管内部の変化。 築17年の給湯管内部の変化。
表層の軟質錆層は剥離され、耐食性のある黒錆に 遊離錆の付着による銅表面の電蝕がなくなり正常な面に
変わってきています。 変わってきています。
〇デガスクリーンの仕組み
- 装置内の脱気槽へ常に給水される水量より、脱気ポンプの吸引量が多いため、脱気槽内は極度に減圧される。そのため水の沸点は下がり、常温でも水中の溶存酸素は除去され脱気水となる。
- 専用ノズルを利用して水を脱気槽へ噴霧すると、減圧(真空)と大気圧との分圧差により、水の中に溶存している酸素は効率よく除去され脱気槽の上部に溜まり、下部から引き出された水は脱気処理水となる。
- 脱気槽内の上部に気体が飽和した状態で、脱気ポンプの吸引を中断すると、常に脱気槽へ給水される給水圧で水面が上昇し、期待は排気機構より全て大気中へ放出される。
- 排気が完了すると同時に脱気槽内は満水となり、再び脱気ポンプで吸引することにより、安定したサイクル運転で継続した脱気処理を行う。
〇デガスクリーンの運転フロー
・通常、デガスクリーンは建物の高置水槽(加圧給水の場合は受水槽)の付帯設備として設置されます。
・水槽より直接水を取り出し、脱気イオン化処理された水は、既設の給水本管へ戻ります。
・建物内部へは常に処理水が優先して送られます。
・夜間もしくは使用水量の少ない時は、デガスクリーンと水槽間で循環処理され、水槽全体の溶存酸素が効率よく除去されます。
・さらに大量に使用される時間帯においては、すでに脱気された水槽内の処理水がバックアップし、十分な脱気イオン水が供給されるように設計されております。
デガスクリーンの運転フロー(動画:FLASH)