スピリオンの原理と構造
☆作動原理☆
水冷システムでのスケール付着は大きな問題です。機器の効率を下げる一方、エネルギー消費量を上げ、機器の寿命を短くします。スケール除去や機器交換に要する費用や期間は、企業に予定外の損失を与えます。
スピリオンは水分子と溶解物の静電気結合力を高めると言う、従来の水処理の常識を破る画期的な水処理器で、熱交換器等に生成するカルシウム、マグネシウムに加えシリカスケールまでも予防し、腐食やスライムも抑制します。付着スケールの組成に拠っては、溶解剥離する効果も得られます。
スピリオン内を通過する水から静電気を発生させて電極に集め、内部に静電界を形成させる自己発生静電気応用活水装置。国内を始め米国やヨーロッパ、アジア地区で特許が成立しています。薬剤処理と同等もしくはそれ以上の処理能力を持つ外部電力不要な、省力、省エネルギーが図られる水処理器です。
電極が水と接触しないため性能の経時変化がなく、長期間安定して使用可能です。高信頼性の水処理器で、多くの水に関するトラブルを解決します。
構造 | |
---|---|
不導体樹脂パイプ |
水流との摩擦で摩擦帯電する部分。 |
電極 |
アルミと炭素電極を、それぞれリング状にして組合わせて複合電極とし、樹脂パイプの外部に装着されています。 |
ケーシング | 樹脂パイプ外面と電極から成る電極室を、完全に密封状態にするためのもので、接続配管より1サイズ大きくなっています。 |
接続部 | 口径サイズにより、両端雄ネジ、両端雌ネジ、フランジなど各種あります。ケーシング同様、電極室の密封の役割も果たしています。 |
アース電極 |
ケーシングに発生する静電気を逃がす為に接地を要します。片側もしくは両端が金属管と接続する場合は、接地不要です。 |